実録! 暴駄フォンと斯く戦へり

ボーダフォン(当時)ケータイは修理に出すと、心当たりの無い「水濡れ」を理由として拒否される事がある。これは、ふとしたキッカケからそんな「ボーダフォンマジック」に巻き込まれた一ユーザの戦いの記録である。

虎の尾を踏む(3)

こらこらこらー!どーゆーことや?直ったゆーてたんとちゃーうんか??

塚「すんませーん。これ直っとらんのやけど。ホラ、この通りこうしてこうすると・・・やっぱ再現するでしょ??」
受「アラ、ホントですね。どうしてでしょう??」

どうしてって聞きたいのはこっちやがな。


ここでメーカーの東芝からボーダフォンに送られてきた「リペアレポート」を見せてもらった。



これによると、メーカーの方では私が訴えた文字数制限オーバーの事象が起きなかったと言う事になっとるらしい。
ってゆーことは再現方法が伝わっとらんワケでは無く、ちゃーんと試した上で再現せん事を確かめた事になる。

仮にそれがホントの事なら、修理に預けるまで故障状態で、メーカーに届いた途端に調子が良くなり、また私の手元に帰った途端にまたおかしくなったと言う事か?んなバカな??

ともかく直っとらんのやけん、もういっぺん直せとしか言いようが無いですがな。


塚「修理って、いったいぜんたい何をやったの?」
受「えーっと・・・、サービスからの報告によりますと『基盤交換』をしたって事になっておりますね。」


や  は  り  そ  れ  か


修理に出してから2週間足らずで返ってきた事で、大体そんな所だろうと想像はついていた。
その理由もだいたい検討がついているんだが、まあ一応聞いてみる。

塚「どういう理屈で基盤を交換するハメになったのか分かりますか?『念のため』って、事象が確認できてないのに基盤の交換なんてするものなの?」
受「さあ・・・私どもではそこまでは」


ガキの使いか?おのれは。
まあ大方理由は想像がついとるけどな。なんかよー分からんけん、とりあえず全取っ替えしたって事だろ?


もっとも、その対応自体は悪くないのだ。

特に研究畑出身者に多い思考なのだが、原因がどこかと追求するあまり、復旧が遅れて顧客からクレームを受けると言う事がウチの会社でも良くある。
障害対応において最も重視すべき事は、いち早く障害から復旧させる事。だから、疑わしい所は全て新品に取り替えてしまえってのは、障害対応の考え方としては間違っちゃいないのだ。

ただ、修理結果の動作をちゃんと確認する事が大前提だぞ、それは。
故障と訴えている現象をロクに確認もせず、基盤だけ取っ替えて「はいこれでおしまい」。これを手抜きと言わずして何という??


塚「この修理報告書によると、修理のサービスマンは事象は確認できないって言ってますよね?これホントに試してみたの?」
受「さあ・・・。報告にはそう書いてますけど・・・」

受付嬢は所詮前線の兵隊だから、彼女に聞いてもお門違いなのは分かってる。
とは言え、私が直にサービスとやり取りする事が出来ない以上、彼女達にシッカリとパイプ役をこなしてもらうしかない。また、それが彼女達の本職なんだからな。

であるからこそ、嬢にはここでどうしても言っておかなければならない事があった。

その事が、彼らの逆鱗に触れる事になる。

(次回へ続く)



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プロフィール

塚山亘

Author:塚山亘
都内の通信事業者に在職中の
ネットワークエンジニア。
(※携帯電話業界とは直接関係
ありません)
■座右の銘
立って半畳、寝て一畳、
天下取っても二合半
■過去の経歴
丙案時代の元司法試験受験生。


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