実録! 暴駄フォンと斯く戦へり

ボーダフォン(当時)ケータイは修理に出すと、心当たりの無い「水濡れ」を理由として拒否される事がある。これは、ふとしたキッカケからそんな「ボーダフォンマジック」に巻き込まれた一ユーザの戦いの記録である。

いま何が起きているのか?について

本日今現在(2008年5月14日)、本編の方はまだ事件すら起きていませんので、この後私とソフトバンクモバイルとの間で何が起きてどう決着したのかを書くのはだいぶ先の話になりそうです。

この後のリアルタイムの展開が単なる消化試合ならばそれでも良かったのですが、ちょっと事情が変わりました。
端的に言えば、ソフトバンクモバイル側が約束を守ってくれるのかが分からなくなってきたのです。
そこで、できればネタバレはしたくなかったんですが、この後の展開を簡単にかいつまんでお話しし、私とソフトバンクモバイルとの間でどんな約束をしたのかをお話ししたいと思います。

今日(2008年5月14日)の時点で最新の本編
では、壊れたケータイをショップに預けた所まで話が進んでいると思いますけど、この後ケータイのデータが吹っ飛ばされ、尚かつ基盤水濡れを原因として修理拒否をされます。
どうも状況がおかしいので「ボーダフォン」「水濡れ」でググって調べてみれば、同じような理屈をつけられて修理を拒否されたユーザーが多数いる事が分かります。そこで修理続行と吹っ飛ばしたデータの損害賠償を求めて裁判に持ち込み、その結果、データ消滅と水濡れはソフトバンクモバイル側の責任だと言う事と、故障内容はモデル出荷当時からのバグである事が判明しました。

原因が判明した以上、後はどう責任を取って貰うかについて協議を重ね、合意した内容を裁判所の和解調書に纏めました。
その和解条項が以下の通りになります。

1 被告は,原告に対し,修理の際に発生した事故に対する解決金として15万円の支払義務があることを認め,これを平成20年2月末日限り,原告名義の普通預金口座に振り込む方法により支払う。但し,振込手数料は被告の負担とする。

2 被告は,平成20年4月末日までに,自らのホームページ上,当該携帯電話機種(V401T)の製品情報案内において,仕様,機能等のために仕様上の不具合が発生する場合があることを告知し,もって被告の携帯電話利用者や一般消費者への注意喚起を行う。

3 被告は,平成20年4月末日までに,自らのホームページ上,携帯電話修理における水濡れの定義付け,注意喚起を次のとおり行う。
 「水濡れとは,携帯電話内部の基板が水等による腐食により,修理の際に再利用が不可能な状態をいいます。水濡れは携帯電話の水濡れシールに異常が現れていなくても,携帯電話の一部に水分等を含む液体がかかった場合,水蒸気や湿度の高い場所への放置により携帯電話内部に結露した場合等も含まれますのでご注意下さい。なお,その際,ご希望があれば水濡れ箇所を説明させて頂きます。」

4 被告は,水濡れ判定に関して,携帯電話利用者から疑義申出があった場合は個別対応を行うものとする。

5 被告は,水濡れ判定に関して,客観的かつ公平な評価基準の策定に努めるものとする。

6 被告は,原告に対し,本件携帯電話の修理において,水濡れ原因の調査が不十分なまま,その原因が原告側にあることを前提とした修理代金を請求するという不適切な行為をしたことを謝罪するとともに,そのような事態が再発しないよう各販売店に注意喚起を行う。

7 原告は,その余の請求を放棄する。

8 当事者双方は,本件に関し,原被告間には,本和解条項に定めるほか何らの債権債務がないことを相互に確認する。

9 訴訟費用は各自の負担とする。


そのうち1は既に履行。4と5は言ってみたら努力目標。6はソフトバンクモバイル側内部で完結してしまうので、本当にやったかどうかは確認できません。7,8,9は相互の確認事項です。

問題は2と3です。
先に簡単に書きましたが、今回の故障修理裁判を通じ問題のケータイのバグが判明しておりますのでその事実の一般への公開を。そして、ボーダ側の責任で発生した水濡れを理由に修理拒否された最大の問題点として、ユーザーとキャリア相互に公平な水濡れ判定基準が存在しない事を公式にアナウンスする事を約束して貰っています。

然るに、和解条項の「平成20年4月末日」はとうに過ぎているのに、私が確認する限りでは一向にアナウンスされる気配がない・・・。
前回のブログでも書きましたけど、これは口約束じゃなくて裁判所での和解調書ですからね。まさかしらばっくれると言う事は無いとは思うのですが・・・。

ちなみに右横にもリンクしておきましたけど、私が確認したソフトバンクモバイルのホームページはココ。
http://mb.softbank.jp/mb/

和解調書が取られたのが2008年の2月7日。それ以降の記事を確認しているのですが、和解条項2と3に該当するような発表が見あたりません


一応、画面のスクリーンショットも撮ってみた。








































どこにも無いんだよなー。「V401」とか「水濡れ」がキーワードになってる発表が
私の探し方が悪いとか何かの間違いであって欲しいんですけどね・・・。今週末まで待ってみて動きがないようであれば、また先方に問い合わせなきゃならんかもしれません。

とりあえず、うやむやにする気だけは絶対にありません


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塚山亘

Author:塚山亘
都内の通信事業者に在職中の
ネットワークエンジニア。
(※携帯電話業界とは直接関係
ありません)
■座右の銘
立って半畳、寝て一畳、
天下取っても二合半
■過去の経歴
丙案時代の元司法試験受験生。


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