実録! 暴駄フォンと斯く戦へり

ボーダフォン(当時)ケータイは修理に出すと、心当たりの無い「水濡れ」を理由として拒否される事がある。これは、ふとしたキッカケからそんな「ボーダフォンマジック」に巻き込まれた一ユーザの戦いの記録である。

3度目の新司法試験始まる

新制度が始まりこれが3回目の新司法試験です。新制度は3回回数制限もありますので、これがラストチャンスの方もいらっしゃる事でしょう。どなたも頑張ってください。

しかしねー。新制度が始まる頃は医師国家試験並みの合格率にするとか言ってたのに、昨年・一昨年の不合格者のリトライ組も積もって、今年の予想合格率は3割だとか。
旧試験制度時代の合格率1割と比べればまだマシかもしれませんが、旧時代は何回挑戦してもよかった。新制度ではこれで落ちたら二度と受けられません。それなのにこの合格率ではサギみたいなものですよ。

私は旧試験制度、それも若年者優先合格枠制度(※いわゆる「丙案」)時代の受験生でした。
結局優先枠3回を使い果たした所でスパッと辞めて今の仕事に就いたのですが、この制度が始まると聞いた時は、仕事辞めてロースクールに入学しようかと少しは考えました。
しかし今のこの惨状を見ると、思い止まってホントよかったと胸を撫で下ろしています。

長い人生で唯一売り手側に回れる新卒の大事な時期を逃し、何の社会経験も無く何の資格も無く社会に放り出されるモラトリアム。新制度下の司法浪人とはそういう事です。合格できなかった司法試験受験生なんてただの法律オタクであって、社会は何の評価もしてくれません。
もしこれからこの試験に挑戦されようとする方がいらっしゃれば、その事は肝に銘じておいてもらいたいです。

かと言って何も挑戦する前からやめろと言ってるわけではなく。ただ、挑戦することは結構ですが引き際を見誤らないこと。すなわち、諦めるスキルと言ったものも必要だと思うのです。
世間では「夢をかなえろ」とか「最後まで諦めない」事を持てはやす風潮が有りますが、あんなのは無責任な煽り文句みたいなもので、言った人が責任を取ってくれる訳ではありませんからね。
毎年恒例になりましたが、お笑いに「M-1グランプリ」ってのがあるじゃないですか。あれは若手芸人がブレイクする場所の提供のほか、一説によると芸人を諦めさせる場と言った側面もあるそうです。すなわち、公平にチャンスが与えられておきながら目が出ないのであれば、素質が無かったと思って諦めろと。一見残酷なようにも思えますが、考えてみれば、勝算のない勝負をいつまでもダラダラと続けさせ、後戻り出来ないようにさせる事のほうがよっぽど残酷なんですね。

自分自身に引導を渡せない。だから新司法試験の回数制限自体は完全否定はしていません。
ただ、上位3000名と言った選抜試験じゃなく、運転免許証試験のような得点試験にでもすればいいと思います。質の低下が懸念されますが、それは市場原理に任せればいい。公務員である裁判官・検察官に関しては、不適格者を厳正に排除する仕組みが別途必要になるかもしれません。いずれにしてもこれが最終着地点であるはずがなく、当分は試行錯誤して進んでいく事でしょうね。

若ければやり直しは効きますが、それでも人生において大きな時間を費やす事には変わりありません。私もかつて挑んだ人生の大勝負に臨む全ての受験生に幸多からん事を。




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塚山亘

Author:塚山亘
都内の通信事業者に在職中の
ネットワークエンジニア。
(※携帯電話業界とは直接関係
ありません)
■座右の銘
立って半畳、寝て一畳、
天下取っても二合半
■過去の経歴
丙案時代の元司法試験受験生。


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